VOL.34

バリアフリーについて

今年、母の手術を機にバリアフリーの意味を改めて考えました。[健常者の便利]と[障害者の便利]には大きな溝があるのです。

「今まで何の苦労も無かった動作が手術後はとても苦痛に感じて」母からの言葉でバリアフリーの具体的な検討を始めました。
手摺ひとつとっても設置の高や形状が体格に合わないと支えにならないばかりか数センチの違いが恐怖に繋がるようです。
ドアの開口巾など変更が困難なもの以外、生活空間は実際に母と動き回りながら1つずつジックリ検討していきました。
自力で生活できる環境を親身になり整えてあげることが障害者のリハビリになり、何より大切な心のケアーにもなると考えています。
大切な母に身を持って教えてもらったこの気持ちをこれからの住い造りのお手伝いに役立てていけたらと強く思っています。

2006.12.18 渡辺